2005年度上智大学シラバス

◆イエス・キリストⅡ - (後)
岩島忠彦
○科目サブタイトル
神の子信仰の発生と展開
○講義概要
 復活を契機にイエスをメシア・神の子・人の子とする新約聖書に現れたキリスト信仰を学ぶ。さらにそこに表された根本的信仰が、異端の発生と共に教義として表明されていく過程を古代の教父・公会議を中心に学ぶ。なお、時間的に余裕があれば、ラーナー、パネンベルク、ヘイトなど現代神学者のキリスト理解をも紹介したい。
○評価方法
出席状況(40%)、後期学期末試験(定期試験期間中)(60%)
○参考書
百瀬文晃『イエス・キリストを学ぶ』サンパウロ
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1復活信仰とキリスト論的ケリュグマの発生
2キリスト論の諸異端
3初期教父のキリスト論
4アレイオス問題とニカイヤ公会議
5ニカイア後の聖霊論と第1コンスタンティノポリス公会議
6三位一体神学のその後の展開
7アレキサンドリア学派とアンティオキア学派の対立
8ネストリオス論争とエフェゾ公会議
9カルケドン公会議の教義決定
10第3コンスタンティノポリス公会議の修正
11現代神学におけるキリスト理解1
12現代神学におけるキリスト理解2

  

Copyright (C) 2004 Sophia University
By:上智大学学事部学務課