| ○講義概要 |
本講義では、16世紀から現代までのキリスト教の歴史を、以下の点に留意しつつ、概観したい。 (1)「大航海時代」以降、ヨーロッパキリスト教世界にとって世界が拡大し「他者」との遭遇が行われる中、教会はどのように宣教しようとしたか。宣教された側の受けた影響、反応、あるいは、された側からヨーロッパの教会への影響なども考慮しつつ、この問題を考えていきたい。その際、東アジアにおけるキリスト教の歴史にも随時触れる予定である。 (2)啓蒙時代を経たヨーロッパ社会が大きく変化していく中、教会がそうした状況をどのように認識し、それにどう対応しようとしたか。 近現代のキリスト教の歴史を見ることで、日本の教会を理解し、考えるための材料を提供できればと考えている。 なお、参考文献などは講義の中で紹介する。
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| ○評価方法 |
出席状況(20%)、授業参画(10%)、レポート(70%) 講義のスケジュールに沿って課される読書課題の中から、7つの読書課題を各自が自由に選び、その要約を提出すること。要約が7つ提出されていない場合は、原則としてFとなる。 また、欠席は3回まで。4回目でFとなるので注意すること。
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| ○授業計画 |
| 1 | イントロダクション ※講義計画は多少変更する可能性あり。 |
| 2 | 教会の宣教(1):魂の征服 |
| 3 | 教会の宣教(2):順応主義 |
| 4 | 理性の時代:教会への挑戦 |
| 5 | ヨーロッパ社会と教会(1) |
| 6 | ヨーロッパ社会と教会(2) |
| 7 | 東アジアとキリスト教(1) |
| 8 | 東アジアとキリスト教(2) |
| 9 | 第二次世界大戦と教会 |
| 10 | 第二ヴァチカン公会議 |
| 11 | 解放の神学 |
| 12 | アジアの神学 |
| 13 | まとめ |
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By:上智大学学事部学務課
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