2005年度上智大学シラバス

◆聖書の周辺世界Ⅱ - (後)
増田祐志
○講義概要
Iに引き続き,ヘレニズム・ローマ社会の歴史と文化を中心に学ぶ。ローマ帝国の宗教はキリスト教の形成に大きな影響を与えている。聖書の周辺世界を学ぶことで,聖書そのものに対する理解は大きく変わるであろう。IIを履修する学生は必ずIを履修していること。
○評価方法
授業参画(30%)、後期学期末試験(授業期間中)(40%)、小テスト等(30%)
毎回の小テスト,グループによる発表,学期末試験を1/3ずつの割合で採点し,総合評価を決定。
○テキスト
E.ローゼ『新約聖書の周辺世界』 日本基督教団出版局 授業中に配布するプリント
○必要な外国語
英語
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
110月5日   イントロダクション
210月12日  カエサルたちの支配下におけるローマ帝国
310月19日  紀元一世紀ローマ帝国の社会事情・皇帝礼拝
410月26日  ギリシア人とローマ人の神々・民間信仰と宿命思想
511月9日  密議宗教・通俗哲学(スコラ哲学)
611月16日  グノーシス主義(基本構造)
711月30日  グノーシスとヘルメス文書
812月7日   グノーシスとキリスト教
912月14日  試験準備
1012月21日  口頭試問
111月11日   レポート作成1
121月18日   レポート作成2
131月20日   レポート作成3

  

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