2005年度上智大学シラバス

◆地誌学 - (前)
伊藤 徹哉
○科目サブタイトル
ヨーロッパ地誌
○講義概要
 ヨーロッパの地域的な特徴を学習することを通じて,地理学の基本的な見方と地誌学の位置づけを理解する。「ヨーロッパ」は近・現代の長期にわたり世界規模において社会・文化・経済的に重要な位置を占めてきたが,「ヨーロッパ」は強固な空間的・社会的実在として継続したわけではなく,長い年月をかけて形成された文化的・社会的統一体といえる。本講義では,ヨーロッパにみられる多様性と統一性を自然環境や社会・経済特性に基づいて明らかにする。
○評価方法
出席状況(30%)、前期学期末試験(授業期間中)(70%)
不定期に出席確認としてリアクションペーパーを求める(回数4~5回)。
○テキスト
特定のテキストは用いない。『ただし,理解を助けるために毎回地図帳(中学・高校で利用したものでよい)を持参することが望ましい。』
○参考書
参考文献は適宜紹介する。
○必要な外国語
日本語
○他学部・他学科生の受講

○ホームページURL
http://members.aol.com/Itogeo/Lecture.html
○授業計画
1ガイダンス:地理学の見方
2『ヨーロッパ』の成立
3ヨーロッパの自然環境
4環境破壊と保全
5言語・民族・宗教
6EU以前の国民国家と産業立地
7EUの成立と空間構造の変容1
8EUの成立と空間構造の変容2
9ドイツの都市群システム
10ドイツにおける『都市』の成立
11ドイツにおける都市内部構造1
12ドイツにおける都市内部構造2
13まとめ(試験)

  

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