2005年度上智大学シラバス

◆情報科教育法Ⅰ - (前)
國府方 久史
○講義概要
情報技術の急速な進歩と社会や個人生活への浸透が著しい現在,高校に新設された教科「情報」では何を目標とし、どのような観点から内容構成がなされているのか、高校生が身に付けるべき内容は何であるかを理解し,実際に授業を行う際の指導方法および注意すべき点を学ぶ。
○評価方法
期末レポート(2課題)、出席状況等により総合的に評価を行なう。
○テキスト
文部省編『高等学校学習指導要領解説-情報編』 開隆堂
○参考書
浦昭二・市川照久共編著,國府方久史・村上武・山口泰・長瀬芳美共著『情報の処理と活用-情報への感性を養うために-』サイエンス社
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1ガイダンス
2「情報教育」と「教育の情報化」との関係、教科「情報」の位置付け
3普通教科「情報」と専門教科「情報」の目標と科目編成
4学習指導要領の理解(1)「情報A」、問題解決の手順
5学習指導要領の理解(2)「情報B」
6学習指導要領の理解(3)「情報C」、専門教科「情報」
7指導内容とその背景(1)問題解決とモデル、ハードウェアとソフトウェア
8指導内容とその背景(2)情報のディジタル化、データ通信、計測と制御
9指導内容とその背景(3)アルゴリズム、データの表現方法
10指導内容とその背景(4)問題のモデル化と解決法、関係データベース
11指導内容とその背景(5)情報モラルとセキュリティ
12指導内容とその背景(6)知的所有権、情報システムと情報社会
13まとめ

  

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By:上智大学学事部学務課