2005年度上智大学シラバス

◆教育課程の研究 - (後)
加藤 幸次
○講義概要
まず,カリキュラムとは何かということについて検討を加える。次に,そこには系統主義と経験主義の二つの考えと流れがあることを知り,研究する。具体的に,わが国の教科書のあり方を教科書の編さんと検定を通して検討する。さらに,今日の教科および総合学習のあり方,教科の再編成をめざす動きについて検討する。
○評価方法
コースの中間での「ブック・レポート」および「最終レポート」。出席率は成績の3分の1として加味する。
○テキスト
加藤幸次『絶対評価』 ヴィヴル, 2002年12月
○参考書
加藤幸次『総合学習の思想と技術』明治図書 、1998年11月
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1教育課程とは何か――二つの意味を廻って
2学力とは何か
3学力低下論に対する検討
4顕在的カリキュラム――潜在的カリキュラム
5教科、書と教科書検定問題
6学習指導要領/教科・道徳・特別活動
7教科書/教材/教室
8教科指導と総合(的)学習
9道徳と特別活動
10教科のカリキュラム――算数・数学、国語、英語
11教科のカリキュラム――社会科、理科
12総合(的)学習のカリキュラム――生活科、「総合的な学習の時間」
13道徳・特活のカリキュラム
14教育課程の改革――世界の動きと日本

  

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