○講義概要 |
まず,教育方法の歴史的発達をたどる。次に,教育の目的・内容をどのように捉えるかによって,教育方法は(1)ドリル学習,(2)概念学習,(3)問題解決学習,(4)総合学習に分かれることを知る。その際,新しく導入された絶対評価と教育方法のかかわりにも触れる。さらに,児童中心主義教育―たとえばオープン・スクール―における教育方法と教科主義におけるそれ―一斉授業とを対比し,総合学習での教育方法をも含んで検討する。
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○評価方法 |
コースの中間での「ブック・レポート」および「最終レポート」。出席率は成績の3分の1として加味する。
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○テキスト |
加藤幸次『学校のゆくえ』 ヴィヴル、 2005年
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○参考書 |
加藤幸次『少人数指導・習熟度別指導』ヴィヴル、 2004年7月
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○授業計画 |
1 | イントロダクション-教育方法とは何か |
2 | 教育方法とは何か-三つのメタファ― |
3 | ドリル学習(1) -教育方法とイデオロギー |
4 | ドリル学習(2) -反復練習・tabularasa |
5 | 日本型教授システム(1) -集団思考による追求 |
6 | 日本型教授システム(2) -新しい授業のあり方 |
7 | 概念学習(1) -知識とは何か |
8 | 概念学習(2) -banking,bucket-filling |
9 | 問題解決学習(1) -問題とは何か |
10 | 問題解決学習(2) -科学的研究 |
11 | 総合(統合)学習 -世界の動きと日本 |
12 | 授業改革 -学級規模、個別化・個性化、ティーム・ティーチング |
13 | 授業改革 -少人数指導・習熟度別学習 |
14 | まとめ |
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Copyright (C) 2004 Sophia University
By:上智大学学事部学務課
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