2005年度上智大学シラバス

◆教育方法 - (前)
加藤 幸次
○講義概要
まず,教育方法の歴史的発達をたどる。次に,教育の目的・内容をどのように捉えるかによって,教育方法は(1)ドリル学習,(2)概念学習,(3)問題解決学習,(4)総合学習に分かれることを知る。その際,新しく導入された絶対評価と教育方法のかかわりにも触れる。さらに,児童中心主義教育―たとえばオープン・スクール―における教育方法と教科主義におけるそれ―一斉授業とを対比し,総合学習での教育方法をも含んで検討する。
○評価方法
コースの中間での「ブック・レポート」および「最終レポート」。出席率は成績の3分の1として加味する。
○テキスト
加藤幸次『学校のゆくえ』 ヴィヴル、 2005年
○参考書
加藤幸次『少人数指導・習熟度別指導』ヴィヴル、 2004年7月
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1イントロダクション-教育方法とは何か
2教育方法とは何か-三つのメタファ―
3ドリル学習(1) -教育方法とイデオロギー
4ドリル学習(2) -反復練習・tabularasa
5日本型教授システム(1) -集団思考による追求
6日本型教授システム(2) -新しい授業のあり方
7概念学習(1) -知識とは何か
8概念学習(2) -banking,bucket-filling
9問題解決学習(1) -問題とは何か
10問題解決学習(2) -科学的研究
11総合(統合)学習 -世界の動きと日本
12授業改革 -学級規模、個別化・個性化、ティーム・ティーチング
13授業改革 -少人数指導・習熟度別学習
14まとめ

  

Copyright (C) 2004 Sophia University
By:上智大学学事部学務課