2005年度上智大学シラバス

◆遺伝子の生物学 - (通)
牧野 修
○講義概要
現在いろいろな意味で脚光を浴びている所謂バイオテクノロジーを正しく理解するためには遺伝学や分子生物学の基礎的な知識が必須である。そこで,文科系の学生等,専門的な知識を持たない諸君を対象として遺伝子や分子生物学の基礎的な事柄をやさしく説明する。さらに何気ない日常生活と生物学の関わりについても学びたい。履修希望者は一回目の講義に出席すること。
○評価方法
小テスト等(100%)
小テストを数回行なう。レポートや,ノート提出を組み合わせることもある。出席は採らない。
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1ガイダンス、遺伝学の基本
2メンデルの法則と対立遺伝子
3遺伝子の連鎖
4染色体の組換えと「地図」
5遺伝子は本当にDNAか?
6DNAの大きさと様々な生き物
7モルガンの実験
8DNAの構造
9DNAの半保存的複製
10遺伝情報の発現(アミノ酸と蛋白質)
11メッセンジャーRNA(mRNA)
12リボソームにおける蛋白質の合成
13遺伝子の人工的な操作について
14制限酵素と連結酵素
15クローニングベクターとは
16DNAの複製機構
17PCRとその応用
18DNA塩基配列の決定法
19突然変異はどのようにおこるか?
20様々な病気と遺伝子
21ヒトゲノムプロジェクト
22免疫系の遺伝子
23HLAと移植
24最近の話題について

  

Copyright (C) 2004 Sophia University
By:上智大学学事部学務課