2005年度上智大学シラバス

◆会計学入門 - (後)
宮本 京子
○講義概要
 企業が公表している会計情報は、企業経営の根本的なデータを提供するものです。今日、企業の姿を写し出す会計についての理解が浅いと、ビジネスや企業活動を深く理解することができません。
 この講義では、企業の財務会計が、どのようにして企業活動の実態を会計情報へと描き出すのか、またその情報をどのように利用して企業の状況を知ればよいのかを学ぶことを目的としています。
○評価方法
後期学期末試験(定期試験期間中)(70%)、小テスト等(30%)
○テキスト
森 實・井原理代・内藤文雄編著(改訂版)『基本からわかる財務諸表情報』 税務経理協会・2004年
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1ガイダンス
会計学入門の入門
2損益計算書の内容―どのような活動からいくら稼いだのか
3貸借対照表の内容―どこから資金を得て何に使ったのか
4企業の設立と資金調達―必要な資金をどう調達するのか
5仕入・生産活動―営業活動のスタート
6販売活動―売上の測定と代金回収
7設備投資と研究開発
8資金の管理と運用―本業のサポート
9税金と利益処分―国や株主に分配
10企業集団の財務報告―グループ全体の情報
11財務諸表による経営分析その(1)―収益性の分析
12財務諸表による経営分析その(2)―安全性の分析
13財務諸表の監査―情報の信頼性

  

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