2005年度上智大学シラバス

◆生命と倫理 - (通)
コーディネータ 井内 一郎・乗越 皓司
○講義概要
現代社会において、生命科学の進歩とそれの医療への適用、また医療そのものの進歩は人間の生存にかかわる多くの問題を提起している。現代はこれらの問題を生命科学・医療・法律・倫理・哲学などの面から検討することが求められている。本講義は、現代の生命科学と医療が提起する諸問題に関して、学内外の異なった分野の専門家によって論じられる。
○評価方法
出席状況とレポート及び感想文(リアクションペーパー)の評価による総合評価
○テキスト
星野一正『生命倫理と医療』 丸善
塚本泰司『医療と法』 向学社
その他、適宜、資料が配布される。
○必要な外国語
 ナシ
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1[前期]
1.はじめに: 井内一郎
2.生命科学の進歩 I−生命の設計図<遺伝子>を解く−: 牧野 修
23.生命科学の進歩 II−Germline Genetic Engineering−: 井内一郎
34.遺伝子診断: 塚本泰司
45.生殖補助医療: 塚本泰司
56.重症新生児の選択的非治療: 塚本泰司
67.生命と環境−環境ホルモン(内分泌撹乱化学物質)−: 井内一郎
78.動物のいのちと人のいのち: 乗越皓司
89.科学と倫理: 乗越皓司
910.環境倫理: 中村友太郎
10[後期]
11.はじめに: 井内一郎
1112.生命科学の進歩 III−Tissue Engineering−: 井内一郎
1213.インフォームド・コンセント: 塚本泰司
1314.糖尿病とEvidence-Based Medicine (EBM): 田嶼尚子
1415.臓器移植と脳死: 塚本泰司
1516.自己決定権で何が言えるか?—法学からの検討—: 奥田純一郎
1617.国際医療協力における倫理: 小澤英輔
1718.死の看取りをめぐる倫理と宗教: 佐藤雅彦
1819.生命倫理学:全体のまとめとして: 中村友太郎

  

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