2005年度上智大学シラバス

◆気功の理論と実践 - (前)
遠藤 卓郎
○講義概要
気功や呼吸法に関する基礎的技術の習得,身体(内的)感覚の開発,気の自己トレーニング力の養成,それらに関する知的批判力,方法論的能力の養成を目指します。技法について理解をしてから,実技を行ない,その実践から事実をくみ取り,考察を加え,自己認識を深めて行きます。そのために実習ノートを使い,より確実な自己理解を目指します。
○評価方法
出席状況(10%)、授業参画(10%)、レポート(30%)
実習ノート(30%),身体技法の修得度(20%),理解の深さ等,その他
○テキスト
適宜プリントを配ります
○参考書
湯浅 泰雄『気とは何か』日本放送出版協会、1991
竹内 敏晴『癒える力』晶文社、1999
野口 晴哉『健康生活の原理』
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1授業展開の説明,実習ノートの書き方、気づいていない緊張や力みの体験的発見
2足ほぐし・手ほぐしのやり方、「深呼吸」のやり方、姿勢(臥)と体のゆるめ方、「受講の心得:信じない、拒まない、事実が語るのを待つ」
3立ち方、座り方、「呼吸法の3原則」、収功のやり方、期末レポートの課題の説明
4深呼吸(座)、気の出し方-1,気感の確認、スワイショウ(華輪)中段
5用語の説明、姿勢と軸とゆるみの関係、太極気功1式,対気-その1
6太極気功4式、気の降ろし方、「練習の心得1(軽やかな真剣さ)」、「折れない腕(気の通し方)」
7太極気功5式、対気-2、気の出し方-2
8太極気功2式、対気姿勢の確認、スワイショウ上段
9太極気功3式、太極気功6式、意識の置き所-2
10丹田呼吸法、スワイショウ下段、「練習の心得2(観念と事実)」
11呼吸を合わせる、小鉄球、軟酥の法、
12小気球、一体球、太極球、無極球
13総合練習、練習の心得3(秘宝)、1年のまとめ、レポート提出

  

Copyright (C) 2004 Sophia University
By:上智大学学事部学務課