○講義概要 |
現代世界の底流に渦巻いているのが悪の思想である。ときとしてそれは戦争やテロの形を帯びる。人の心には仏が宿るのか,それとも魔物がすまうのか。悪の起源について,ユダヤ・キリスト教にヨブ記,黙示文学,イエスの使信,アウグスティヌスの思想を学ぶ。仏教においては,源信の『往生要集』,悪人正機説,能の世阿弥に,地獄と浄土の世界を訪ねる。
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○評価方法 |
受講態度,出席状況(リアクションペーパー),レポート提出により総合的に評価する。
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○授業計画 |
1 | イントロ-全体を眺めて |
2 | ヨブの苦しみ |
3 | ユダヤ黙示文学と悪の思想 |
4 | イエスの使信(1) |
5 | イエスの使信(2) |
6 | アウグスティヌスと悪の問題 |
7 | 源信と『往生要集』 |
8 | 法然の思想 |
9 | 親鸞と悪人正機説(1) |
10 | 親鸞と悪人正機説(2) |
11 | 世阿弥の世界 |
12 | まとめ-全体を振り返って |
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By:上智大学学事部学務課
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