2005年度上智大学シラバス

◆カトリック神学入門Ⅰ - (前)
光延 一郎
○科目サブタイトル
カトリックの世界と思想への入門
○講義概要
キリスト教の世界観・人間観・救済観とはいかなるものなのかを現代カトリック神学者の諸説を参照しながら考察するのが科目の目標です。しかし予備知識が皆無の受講者にとってもわかりやすいキリスト教思想への入門コースとなるように、身近な問題や基礎的なQアンドA、映像資料、実地見聞などからアプローチしていきます。できれば受講者によるプレゼンテーションやディスカッションを行い、互いに学び合いたいと思います。なお、昨年までの「カトリシズム」と同様の内容なので、その科目をとった学生は履修できません。
○評価方法
出席状況(30%)、レポート(70%)
課題文献について2000字以上のレポート二回と出席(4回欠席したらアウト)が単位取得の最低条件です。プレゼンテーションや実習参加など、授業への参画、貢献を重視します。
○テキスト
光延編『現代カトリック神学資料集』
○必要な外国語
なし
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1日本人とカトリック:隠れ切支丹をめぐって
2日本人とカトリック:明治以後のカトリック受容の歴史
3遠藤周作とカトリック(1):「深い河」をめぐって
4遠藤周作とカトリック(2〉
5江戸切支丹遺跡巡礼
6現代日本におけるカトリック教会の実際(1)
7現代日本におけるカトリック教会の実際(2)
8キリスト教の神とは?
9イエス・キリストとは誰か?
10現代に生きる私たちと神〈1〉
11現代に生きる私たちと神〈2〉
12奇跡のキリスト教的な意味
13人間の苦しみと十字架

  

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