○講義概要 |
人間の学としての文学が,キリスト教から受けた影響について考察する。太宰治,遠藤周作,パスカル等の作品を通して比較文学的アプローチを試みる。キリスト教についての基礎知識も随時学べるように配慮する。定員100名
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○評価方法 |
出席状況(25%)、リアクションペーパー(25%)、レポート(50%) *3回以上の無断欠席があると,レポート提出資格を失う。 *20分以上の遅刻は,欠席とみなされる。
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○テキスト |
太宰治『走れメロス/人間失格』 新潮文庫 遠藤周作『深い河』 講談社文庫 パスカル『パンセ』 中公文庫
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○参考書 |
その他の参考文献は,授業中に適宜紹介する。
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○授業計画 |
1 | イントロダクション:キリスト教と文学 |
2 | 太宰治とキリスト教 |
3 | ・『駆け込み訴え』に見られる聖書の借用 |
4 | ・太宰治と聖書解釈 |
5 | ・『人間失格』 |
6 | ・父性と母性 |
7 | 遠藤周作とキリスト教 |
8 | ・『深い河』の背景と創作過程 |
9 | ・東洋と西洋 |
10 | ・宗教多元主義 |
11 | パスカルとキリスト教 |
12 | パスカルとその時代 |
13 | 『パンセ』 |
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By:上智大学学事部学務課
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