2005年度上智大学シラバス

◆キリスト教と文学 - (後)
片山 はるひ
○講義概要
人間の学としての文学が,キリスト教から受けた影響について考察する。太宰治,遠藤周作,パスカル等の作品を通して比較文学的アプローチを試みる。キリスト教についての基礎知識も随時学べるように配慮する。定員100名
○評価方法
出席状況(25%)、リアクションペーパー(25%)、レポート(50%)
*3回以上の無断欠席があると,レポート提出資格を失う。
*20分以上の遅刻は,欠席とみなされる。
○テキスト
太宰治『走れメロス/人間失格』 新潮文庫
遠藤周作『深い河』 講談社文庫
パスカル『パンセ』 中公文庫
○参考書
その他の参考文献は,授業中に適宜紹介する。
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1イントロダクション:キリスト教と文学
2太宰治とキリスト教
3・『駆け込み訴え』に見られる聖書の借用
4・太宰治と聖書解釈
5・『人間失格』
6・父性と母性
7遠藤周作とキリスト教
8・『深い河』の背景と創作過程
9・東洋と西洋
10・宗教多元主義
11パスカルとキリスト教
12パスカルとその時代
13『パンセ』

  

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