2005年度上智大学シラバス

◆ジェンダー・労働・家族 - (後)
平尾 桂子
○講義概要
 40歳になった自分を想像してみてください。あなたはどんなキャリア・ライフを送っているでしょうか。どんなファミリー・ライフを送っているでしょうか。
 本講座では、受講者の「理想のライフプラン」を軸に、「労働」と「家族」の接点に関する問題を考えていきます。効率のよい働き方と男女の機会均等とはどのような関係にあるのか。家族の中で、そして市場で、賃金労働と家事・育児労働はどのような関係になっているのか。また、仕事と家庭責任を両立させるためにはどのような政策が必要なのか等のテーマを中心に取り上げます。なお、受講希望者多数の場合には抽選を行いますので、受講希望者は必ず初回の授業に出席してください。
○評価方法
出席状況(20%)、授業参画(10%)、リアクションペーパー(30%)、レポート(40%)
○テキスト
プリントを適宜用意する(実費受講者負担)
○参考書
本田由紀編『女性の就業と親子関係:母親たちの階層戦略』勁草書房、2004
石原邦雄編『家族と職業:競合と調整』ミネルヴァ書房、2002
前田信彦『仕事と家庭生活の調和ム日本・オランダ・アメリカの国際比較』日本労働研究機構、2000
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1イントロダクション(受講希望者多数の場合は抽選)
2ライフコース・シミュレーション
3ライフコースにみる家族と職業
4職場における女性と男性
5働く女性の今昔
6性別分業と権力関係
7家庭における女性と男性
8主婦とは何か
9家事労働の評価をめぐって
10少子化時代の育児支援
11「ファミリーフレンドリー」政策の現状と課題
12保育と育児のあいだ
13レビュー

  

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