2005年度上智大学シラバス

◆フェミニズムの社会観Ⅱ - (後)
平尾 桂子
○講義概要
我々が日々接するメディアの中で男性と女性がどのように描かれているか、それがどのようなプロセスを経て作られ、そして再生産されていくか。CMやテレビドラマなどを題材に、そこに表象されるジェンダーメッセージ(隠れたストーリー)を解読する力を養うことを目的とします。講義とディスカッションを組み合わせた形で進めていきます。なお、受講希望者多数の場合には抽選を行いますので、受講希望者は必ず初回の授業に出席してください。
○評価方法
出席状況(20%)、授業参画(10%)、リアクションペーパー(10%)、レポート(30%)
メディア・プロジェクト(CMを分析してレポートする)30%
○テキスト
プリントを適宜用意する(実費受講者負担)
○参考書
諸橋泰樹『ジェンダーの語られ方・メディアのつくられ方』現代書館, 2002
村松泰子、ヒラリア・ゴスマン編『メディアがつくるジェンダー:日独の男女・家族像を読みとく』新曜社, 1998
石川弘義、滝島英男編『広告からよむ女と男』雄山閣出版, 2000
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1イントロダクション (受講希望者多数の場合には抽選)
2ジェンダーとメディア
3CM解読法:初級編
4「美」の構造
5CM解読法:中級編
6CM解読法:上級編
7人種とジェンダーの交差点
8メディアを作っているのは誰か
9ドラマの中の家族とジェンダー
10メディア・リテラシーに向けて
11メディアプロジェクト発表会
12CM解読法:応用編
13レビュー

  

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