2005年度上智大学シラバス

◆フェミニズムの社会観Ⅰ - (前)
平尾 桂子
○講義概要
「男らしさ」「女らしさ」はどのように形成されるのか。恋愛や結婚の経験は男女間でどんな違いがあるのか。この講座では、私たちが身近に経験する事象をジェンダーの視点から分析する能力を養うことを目的とします。文化、教育、家庭、労働、政治における男女関係の構造を解き明かす基礎概念を、映画などを題材にしたケーススタディーを用いて学んでいきます。なお、受講希望者多数の場合には抽選を行いますので、受講希望者は必ず初回の授業に出席してください。
○評価方法
出席状況(20%)、授業参画(10%)、リアクションペーパー(30%)、前期学期末試験(授業期間中)(40%)
○テキスト
適宜プリントを用意する(実費受講者負担)
○参考書
伊藤 公雄、牟田 和恵『ジェンダーで学ぶ社会学』世界思想社, 1998
井上輝子、木村栄、西山千恵子他『ビデオで女性学:映画のなかの女性を読む』有斐閣, 1999
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1イントロダクション (受講希望者多数の場合には授業内抽選)
2なぜ、今ジェンダーが問われるか
3男らしさ、女らしさの意味
4ジェンダーの社会化(1)
5ジェンダーの社会化(2)
6隠れたカリキュラム
7恋愛の政治学
8シンデレラストーリーの構造
9性の二重規範
10結婚の政治学
11恋愛と結婚のあいだ
12結婚観の変遷と今日の課題
13試験

  

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