○講義概要 |
生物学者ルネ・デュポスは数万年前の洞窟から発見された人骨について,早くから障害者だったと推定される男性が60歳近くまで行き得たのは,彼を養う仲間がいたからであると述べ,そこにケアの原風景を見ている。ここでは,「人間にとってケアとは何か」という根源的な問いに立ち,主にターミナルケアを中心にケアの基本的なあり方について考察を深める。 履修条件:原則として2年生以上
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○評価方法 |
授業への積極的な参加(発表と討議を含む)とレポート等による総合評価。
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○テキスト |
E.キュープラー・ロス『死ぬ瞬間』 中公文庫
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○参考書 |
E.キュープラー・ロス『死、それは成長の最終段階』中公文庫 E.キュープラー・ロス『エイズ死ぬ瞬間』読売新聞社 M.メイヤロフ『ケアの本質』ゆみる出版
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○授業計画 |
1 | ガイダンス |
2 | 人間存在とケアの意味(1)food share & care |
3 | 人間存在とケアの意味(2)stewardship |
4 | 人間の成長とケア virtueとしてのcare |
5 | ケアの基本的な特徴(1) |
6 | ケアの基本的な特徴(2) |
7 | ケアの基本的な特徴(3) |
8 | ケアの基本的な特徴(4) |
9 | ケアの基本的な特徴(5) |
10 | terminal care & spiritual care(1) |
11 | terminal care & spiritual care(2) |
12 | E.キュープラー・ロスのケアの思想 |
13 | ケアの原点としてのcura personalis |
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Copyright (C) 2004 Sophia University
By:上智大学学事部学務課
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