2005年度上智大学シラバス

◆人間の成長と他者 - (後)
理辺良 保行
○講義概要
人間は「間」にいきる存在である限り、他者とかかわらざるを得ない。しかし,「他者」と関わることによって成長する時があれば,その他者の影響によって成長が止まることもある。色々な思想家(サルトル,カミュ,ユング,ボーヴォワール,ブーバーなど)の書物を通して「私」と「他者」との関係の可能性と限界を探ってみたい。(注意。学生が100人を越えた場合,最初の授業に参加している出席者から抽選で決める。)
○評価方法
評価は授業への積極的態度(出席/リアクションペーパー)と試験で行う。
○テキスト
担当者によるプリント
○参考書
講義において紹介する。
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1「心の窓」とは?
2発達における自己と他者の形成−1
3発達における自己と他者の形成-2
4自分という他者(ユング)
5地獄としての他者(サルトル)
6恵みとしての他者(ボーヴォワール)
7自己と他者 (レイン)
8他者と他者の間(カミュ)
9「汝」としての他者(ブーバー)
10人生における自己形成とじこ超越
11自己/他者を越えて
12試験
13まとめ

  

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By:上智大学学事部学務課