2005年度上智大学シラバス

◆近世の哲学 - (前)
大橋 容一郎
○講義概要
 西洋近世哲学思想の中から、大きな影響を与えたものを順次取り上げて、現代的意義とともに考えていく。講義形式だが、授業のなかで共に考えることが求められるので、私語や携帯電話の使用等は厳禁する。違反者は即時退場させ、単位を与えない。なおまた、この方面の内容をより本格的に知りたい者は、この授業ではなく、同じ講師による哲学科開講「近世哲学史」を受講されたい。
 必要な資料等は授業中に配布する。なお時代と領域が広いため、まとまった適当な参考書はない。
○評価方法
リアクションペーパー(25%)、後期学期末試験(授業期間中)(75%)
○参考書
世界の名著『各巻の解説部分』中央公論社
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1オリエンテーション
人文主義とは何か(1)ヨーロッパの伝統と革新
2人文主義とは何か(2)自然と社会
33人の革新者(1)ガリレオとベーコン
43人の革新者(2)デカルト
5新しい社会観(1)社会契約論
6新しい社会(2)ユートピア論
7近代の古典としてのカント
8ドイツ・ロマン主義の哲学
9倫理学の二途(カントと功利主義)
10産学協同の理論(実証主義)
11社会vs個人(パスカルとキルケゴール)
12近代ヨーロッパへの懐疑(ショーペンハウアーとニーチェ)
13学期末試験

  

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