2005年度上智大学シラバス
○科目サブタイトル |
環境法の形成過程と到達点、将来展望
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○講義概要 |
地球環境問題から,廃棄物焼却施設周辺でのダイオキシン汚染,幹線道路・工場施設周辺での大気汚染などの地域的な環境問題まで,対応の求められている「環境問題」は多様である。本講義では,科学・技術の発達と利用が,いかなる社会・経済・政治制度上の諸要因により,上記のような「環境問題」を発生させるのか,そのメカニズムを社会諸科学の成果に学びつつ検討し,良好な環境を保全し,回復・形成するための手がかり(共同性・非排他性を特徴とする環境を維持・形成するための「システムを通じた共同性の確保」の手がかり)を,法と政策の動態を分析することを通じて明らかにしたい。講義は、①環境法の形成過程、②環境法の現状(汚染規制法制、自然保護法制、地球環境法制)、③今後の課題(とりわけ情報的手法、経済的手法について)、④環境訴訟の4つの部分から構成する。講義は、受講生による重要項目の紹介・報告を組み入れつつ進めるスタイルをとるので、予習に心がけてほしい。
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○評価方法 |
出席状況(20%)、授業参画(30%)、レポート(50%)
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○テキスト |
阿部泰隆・淡路剛久『環境法(第3版)』 有斐閣・2004年(第3版) 富井利安他『環境法の新たな展開(第3版)』 法律文化社・1999年(第3版)
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○授業計画 |
1 | (集中講義の形態をとるので、以下の項目は週単位のスケジュールではありません) 1 環境法の概要 2 環境法の形成過程(1)(2) |
2 | 2 環境法の形成過程(3)(4) 3 環境法の現状 (1)汚染規制法制 |
3 | 3 環境法の現状 (2)自然保護法制 (3)地球環境法制 |
4 | 4 環境法の課題 |
5 | 5 環境訴訟 |
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By:上智大学学事部学務課
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