2005年度上智大学シラバス

◆応用化学特論Ⅲ - (後)
板谷 清司
○講義概要
無機材料のうち,主として非晶質材料について解説する。セラミックスは,有史以来多量に製造され,安全に使用されてきた。その中でガラスは非晶質であるため,研究手段が高度に発達した現在でも,未解決の問題を多く残している。本講では,① この材料が今までどのように利用され,またこの材料に今後どのような応用が期待できるのか,② 物質の非晶質状態を実現する方法,③ ガラス構造とその結晶化に関する研究などを紹介しながら説明する。
○評価方法
出席状況(60%)、小テスト等(40%)
出席率と小テストの内容を総合的に判断して評価する。
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1非晶質の定義
2非晶質固体とガラス
3ガラス状態
4ガラス状態
5ガラス状態を実現させる方法(融液固化,超急冷)
6ガラス状態を実現させる方法(ゾル-ゲル,気相法)
7ガラス構造
8ガラスの結晶化と応用
9ガラスの分相と応用
10フォトクロミックガラス,光ファイバー
11高イオン伝導ガラス
12生体材料用ガラス

  

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