2005年度上智大学シラバス

◆日本語言語学E(方言調査理論) - (後)
井上 史雄
○講義概要
年度後半は,方言調査の結果の整理法,発表の技法についてふれる。方言研究だけが特別なのでなく,広く学術コミュニケーションの中に位置づけられる。人間のコミュニケーション一般原理に通じる。パソコンの統計ソフトの活用にも言及する。方言についてのレポート・卒業論文の書き方にもふれる。
○評価方法
出席状況、レポート
授業の出席,発言,学期末のレポートによる。
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1記録の方法 音声学・音韻論 単語と文
2分析の手法 アイデアの実現
3質的データと量的データ
4言語記述の手法 体系と部分体系
5言語理論と言語史
6言語史再構の4種(地理言語学、歴史言語学、言語年齢学、内的再構)
7図化の技法 地図 グロットグラム
8新方言
9方言イメージ・意識と方言行動
10統計ソフトの活用
11多変量解析法
12記述、論文作成の技法 学術コミュニケーションの技法

  

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