2005年度上智大学シラバス

◆日本語言語学D(方言調査理論) - (前)
井上 史雄
○講義概要
年度前半は,方言の現地調査の技法について考える。方言調査法は,言語調査法一般に通じる。社会に出てからも役立つような一般常識を,社会言語学の目で整理する作業を経る。またコミュニケーション一般に通じる原理として位置づける。一般社会における訪問,面会,インタビュー,謝礼(手土産)などの慣習との関係について考察する。ケータイ,インターネットの利用など,最新の技術革新の影響にもふれる。
○評価方法
出席状況、レポート
授業の出席,発言,学期末のレポートによる。
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1調査の手間のたらい
2データ行列 談話も含めて
3調査とサーベイ 調査法の分類 個別・集団 Sカーブ
4調査法 接触度 自由度 発音 新方言 談話 カ抜き
5調査法 調査票の各種 アンケート
6スタイル ラボフ 井上 新方言
7調査法の常識
8談話・言語行動としての言語調査
9現地調査 人探し 礼
10インタビューの技法と礼儀
11録音・録画と文字化技法
12インターネット・ケータイの活用

  

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