2005年度上智大学シラバス

◆モンテーニュ研究Ⅰ - (前)
斎藤広信
○科目サブタイトル
モンテーニュ『旅日記』を読む
○講義概要
『エセー』の著者として知られるフランス16世紀の代表的作家モンテーニュの『旅日記』(1580年9月からおよそ15ヶ月に及ぶ旅の日記)を読む。旅人モンテーニュとともに当時のヨーロッパ諸国の生きた社会を垣間見ながら、『エセー』の記述との関連やモンテーニュの旅の思想などを見ていく。
前期は、スイス、ドイツの旅を中心に『旅日記』の前半部を読む。テキストは綴り字を現代化して示しているので、授業時に配布するglossaireを参照することによって、16世紀のフランス語を比較的楽に読みすすめることができよう。なお参考文献等は授業中に適宜紹介する。
○評価方法
出席状況(40%)、授業参画(20%)、レポート(40%)
○テキスト
Michel de Montaigne『Journal de voyage(Edition de Fausta Garavini)』 Gallimard (Collection folio), 1983
○必要な外国語
フランス語
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1Introduction(1)モンテーニュの生涯と作品
2Introduction(2)『旅日記』について
3フランス東部(フランス語圏)の旅
前期終了時までのスケジュール(スイス、ドイツの旅)
4スイス、ドイツの旅(1)Bussang-Bale(1)Texte:pp.88-95
以下、ドイツ、スイスの旅(2)~(10)まで、以下のスケジュールに従って授業を進める。
5Bussang-Bale(2)pp.88-95
6Baden(1):pp.97-103
7Baden(2):pp.97-103
8Lindau:pp.111-115
9Augsbourg(1):pp.123-130
10Augsbourg(2):pp.123-130
11Trente:pp.149-152
12Rovereto:pp.152-154
13En guise de conclusion:前期のまとめ

  

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