(日本語版) Sophia Factbook 2016

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- [ 近年のアジア圏への派遣留学者数の増加について ]
近年、アジアへ派遣留学者数が増加している理由として、次の2点が挙げられる。 1)Sophia AIMS プログラム(SAIMS)による学生派遣 Sophia AIMS プログラム(SAIMS)は、2014 年度より上智大学と ASEAN 3カ国6大学との交流を 促進する留学プログラムとして開始した(2015 年度からマレーシアが加わり4カ国 7 大学) 。本プログ ラムは、文部科学省の平成 25 年度「大学の世界展開力強化事業〜海外との戦略的高等教育連携支援〜」 に採択された本学の構想「多様性の調和を目指す学融合型の人間開発教育プログラム」として ASEAN 政府主導留学制度である AIMS プログラムに参加しているものである。補助事業としては 2017 年が最 終年度となるが、特色ある取り組みとして留学プログラムは 2018 年度以降も継続していく。 2)海外短期プログラムの拡充 従来より、東アジアのイエズス会系の大学と連携した「AJCU-AP サービスラーニング・プログラム」 や「イエズス会・東アジア5大学グローバルリーダーシップ・プログラム」といった海外での活動やディ スカッションを通して特定のテーマについて学びを深める 「実践型プログラム」 を行っている。 近年では、 途上国に赴き実践活動を通して現地の理解を深め、グローバル教養を身につけるこの「実践型プログラ ム」の拡充を進めており、 アジア地域では 2014 年度からインドに学生を派遣する「インド ・ サービスラー ニング・プログラム」を開始したほか、 「カンボジア・サービスラーニング・プログラム」 「メコン経済 回廊スタディツアー」を実施している。これらのプログラムが、交換留学による長期の留学の促進にも つながっている。
上智大学
4 − 2 協定校からの受入留学生数
本学が協定を締結している海外の大学からの受入留学生数および地域別の推移を示している。2011 年 3月の東日本大震災による影響とその後の回復傾向は全体として共通しているが、特にヨーロッパから の受入学生数の増加が著しい。北米からの受入学生数はまだ 2010 年以前のレベルには戻っていない。 アジア、中南米は「大学の世界展開力強化事業」採択による協定校の伸びとともに、受入学生数も増 加傾向である。
協定校からの受入留学生数
(人)
500 450 400 350 300 250 200 150 100 50 0
402 5 351 323 261 68 6 212 169 196 198 79 5 312 101 80 3 7 161 78 5 51 10 17
2011
428 1
アフリカ
276 94 7
297
322
172
188
ヨーロッパ
120 6 134
139 20 16 128 119 16 18 75
2016(年度)
中南米
24 122
北米
オセアニア
141
アジア
11 7
2007
12 15
2008
18 15
2009
18 27
2010
11 23
2012
12 25
2013
13 35
2014
61
2015
※ 2015 年度以降は外国語学部ドイツ語学科在外履修制度による受入学生も含む。
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