(日本語版) Sophia Factbook 2015

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- 上智大学
7 研 究
7−1 学内研究費
学内研究費については学内の研究環境の向上を図るため見直しを重ねており、構成や予算額について は変動が生じているが、研究者の研究活動を推進するために必要と認められる各種研究費を付与してい る。2014 年度には、 外部資金獲得の強化に向けた学内競争的資金制度を見直し、 従来の 「学内共同研究費」 の発展型として「学術研究特別推進費」を新設した。これは、先進性・独自性・国際性に富んだ特色あ る研究や、総合大学の特色を生かした学際的、組織的な研究に対して、重点的に研究資金を配分するこ とにより本学の研究推進力や国際的な発言力を向上させ、研究大学としての本学のプレゼンスを高める ことを目的としている。
(百万円)
学内研究費(予算ベース)
658 4 34 84 128 667 4 34 81 149 695 14 48 82 139 739 16 59 85 140
学会旅費 その他 学術研究特別推進費 学内共同研究費
800 700 600 500 400 300 200 100 0
525 34 400 34 65 160 422 33 66 25 154 80 56 166
585 34 80 77
626 7 34 80 96
626 4 34 84 88
201
209
209
203
187
205
205
研究推進奨励費 理工学部申請型研究費 講座・大学院研究費 各個研究費
142
2006
144
2007
189
193
201
207
206
211
207
233
2008
2009
2010
2011
2012
2013
2014
2015(年度)
※ 表示単位未満を四捨五入しているため、合計などにおいて差異が生じる場合がある。
7−2 学外研究費
「研究代表者が本学に所属する研究課題」の件数と研究費配分額の総額の推移を示している。 科学研究費助成事業(科研費)は、人文科学、社会科学から自然科学までの全ての分野にわたり、基 礎から応用までのあらゆる独創的・先駆的な「学術研究」を対象として支援する我が国最大の競争的資 金制度である。2008 年度までは採択件数 120 件程度で推移してきたが、2011 年度に同事業の大幅な制 度改善・採択率の向上などの措置が取られたほか、全学的に外部資金の獲得を奨励する方針が浸透して きたこと等もあり、以後採択件数は増加している。2012 年度に配分額の顕著な伸びが見られるが、これ は同事業の「特別推進研究」種目で 1 億円単位での研究課題が採択されたことによる。 奨学研究寄附や受託研究・学外共同研究については、経済情勢や研究の進捗状況等の影響を受けるた め傾向分析は難しいが、受託研究・学外共同研究の主管部署である研究推進センターに産官学連携チー ムが 2012 年度に設置され、産官学連携を組織的に推進した結果が受託研究・学外共同研究の件数の増 加に少しずつ表れ始めているといえる。
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