使用人住宅(1932年竣工、1962年解体)
資料番号:図面-003-10
資料番号:ネガ1-0459
現在の東門から紀尾井通りにかけての道沿いに建っていました。
マックス・ルドルフ・ヒンデル(Max Rudolf Hinder, 1887-1963)は、1887年1月20日、スイスのチューリッヒで3人兄妹の長男として誕生しました。
ギムナジウム(中等教育機関)を卒業後、スイス国内の設計事務所で製図訓練をうけ、1907年から数年間ヨーロッパ各地で建築家としての実務経験を積んでゆきます。
1924年、彼は妻と共に来日、札幌で設計活動をはじめました。彼の来日のきっかけは、義弟が北海道大学予科のドイツ語講師として採用されたことで、妹が札幌移住をすすめたことにあったといわれています。
札幌で彼は、旧藤高等女学校校舎(1924年竣工、現・キノルド資料館 *1)、フランシスコ会札幌修道院第二修道院(1925年竣工、現存せず)、北星女学校宣教師館(1926年竣工、現・北星学園創立百周年記念館)などいくつもの建物の設計を手掛け、「北海道における近代建築の開拓者」といわれていました。
1927年10月、彼はより多くの活躍の場を求めて、神奈川県横浜市に自宅兼建築事務所を開設、1940年に帰国するまでに、天使の聖母トラピスチヌ修道院(1927年竣工、北海道函館市)、カトリック神田教会聖堂(1928年竣工、東京都千代田区)、南山学園ライネルス館(1932年竣工、愛知県名古屋市)など全国各地の学校・カトリック教会に足跡を残しています。
*1 現存するキノルド資料館は、解体後部分修復したもの。
資料番号:ネガ1-0141_1932
資料番号:ネガSUP-A114
資料番号:ネガSUP-4x5_34
1号館を含むヒンデル建築の建物群は、現在の正門(真田濠グラウンド側)から東門に至るメインストリート沿いに位置していました。現在残されているのは1号館のみとなります。ここでは、大学内にかつて存在したヒンデル建築の建物群を紹介してゆきます。
資料番号:図面-003-10
資料番号:ネガ1-0459
現在の東門から紀尾井通りにかけての道沿いに建っていました。
資料番号:図面-004-8
資料番号:ネガSUP-A113
使用人住宅とアロイジオ塾新館の間(現在のSJハウス付近)に建っていました。ここにはイエズス会の神父が住んでいました。
資料番号:図面-003-2
資料番号:ネガ1-0437
現在のSJハウス入り口付近に建っていました。1932年の1号館建設に伴い、そのそばに学生寮として建設されました。なお、赤星鉄馬(実業家)の旧邸もあわせて移築され「聖アロイジオ塾」と呼ばれるようになりました*2。
*2 聖アロイジオ塾については、 第3回オンライン企画展「学生寮100年」の第1章「国際化の原点」 をご参照ください。