2006/02/24更新
○講義概要 |
古代から現代まで化学の歴史を,とくに17世紀以降20世紀までの欧米を中心に講じる。そのさいに理論や学説の転換よりも,化学研究や化学技術と社会との関係の歴史的な変遷に注目する。日本の化学についても,若干触れる予定である。
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○評価方法 |
出席状況(10%)、授業参画(10%)、リアクションペーパー(10%)、レポート(20%)、前期学期末試験(定期試験期間中)(50%)、後期学期末試験(定期試験期間中)
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○参考書 |
木下是雄『レポートの組み立て方』筑摩書房,1994年
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○授業計画 |
1 | 近代科学成立と「化学」 |
2 | ラヴォワジエと18世紀の「化学革命」 |
3 | 日本における近代化学のはじまり:宇田川榕菴と『舎密開宗』 |
4 | ドルトンと化学的原子論─原子量決定問題 |
5 | リービヒと有機化学の始まり:科学者養成の制度化 |
6 | 有機構造論と合成染料: ドイツ帝国と化学者 |
7 | ハーバーとドイツ:物理化学とアンモニア合成 |
8 | マリー・キュリーと放射能の発見:核化学の始まり |
9 | 原爆製造と科学者 |
10 | 高分子化学の成立:企業内研究所の成立と発展 |
11 | 分子生物学誕生と化学:DNAの構造発見 |
12 | 水俣病と化学:チッソの技術者たち |
13 | 環境と化学:フロン、四塩化鉛とDDT |
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By:上智大学 学事センター
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