2006/02/22更新
○講義概要 |
化学熱力学で学んだ諸概念(物質の巨視的性質)を、それがとてつもなく多数個の分子の集団の性質であることを意識して見直すことにする。物質の基本的な物理量であるエネルギーは、それを構成する個々の分子のエネルギーの分配の仕方により決定していると考えられている。その際キーワードとなる「分配関数」なる概念を腹でわかっていただきたい。これが本講の目標である。そのために、講義時間に演習問題をできるだけ解くことにする。
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○評価方法 |
出席状況(10%)、授業参画(40%)、レポート(50%) 授業参画およびレポート評価は、教科書の「演習」、「問題」、「追加問題」をどれだけ自分一人で挑戦したかにによる。随時授業アカントに「考えたこと」をアップしてください。
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○テキスト |
アトキンス著 千原・中村訳「物理化学下」 東京化学同人 ISBN4-8079-0530-9 第19章 統計熱力学:概念 第20章 統計熱力学:方法論
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○授業計画 |
1 | 化学熱力学の復習 |
2 | 統計熱力学とは |
3 | 19・1 配置と重み |
4 | 19・2 分子分配関数 |
5 | 19・3 内部エネルギー 19・4 統計エントロピー |
6 | 19・5 カノニカルアンサンブル 19・6 分配関数の入っている熱力学的関数 19・7 独立な分子 |
7 | 20・1 熱力学関数 |
8 | 20・2 分子分配関数 |
9 | 20・2 分子分配関数 |
10 | 20・2 分子分配関数 |
11 | 20・3 平均エネルギー 20・4 熱容量 |
12 | 20・5 状態方程式 20・6 残余エントロピー |
13 | 20・7 平衡定数 |
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By:上智大学 学事センター
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