2006年度上智大学シラバス

2006/06/14更新
◆高分子化学ⅡB - (前)
竹岡 裕子
○講義概要
高分子材料の基礎物性についての入門的な講義である。高分子は比較的簡単な構造単位であるモノマーが多数繰り返しつながった巨大分子であり、その性質は個々の高分子鎖の性質に強く影響される。高分子の物性の中で,粘弾性などの力学的性質,溶解性などは,高分子のかたちやサイズに著しく依存する。本講義では,高分子化合物に特有の性質について、化学構造、物理状態と関連付けて説明する。また、現在様々な分野で用いられている高分子材料を中心に、材料の機能性と分子設計の考え方について解説する。
○評価方法
出席状況(15%)、前期学期末試験(定期試験期間中)(70%)、小テスト等(15%)
学期末試験に7割のウェイトをおき,出席とクイズなどに3割のウェイトをおいて評価する。
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1高分子材料とは
2高分子化学の歴史
3高分子の定義
4分子量
5分子量測定
6熱的性質1
7熱的性質2
8力学的物性1
9力学的物性2
10固体物性1
11固体物性2
12機能性高分子1(電気・光機能性高分子)
13機能性高分子2(生体関連高分子)

  

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