2006/02/24更新
○講義概要 |
前期は微分積分の基礎的計算を通して諸概念や定理を学ぶ。 高校の微積分の1変数の復習とより高度な発展のほかに新しく2変数の偏微分や重積分の基本的な計算法を学ぶ。 後期は1変数の微分積分を高校数学よりも厳密な概念構成と論理で定理の証明を行い、微分積分学の体系を展開する。文字式の等式変形と不等式による評価が高校数学と異なる重要な新しい要素である。ここで学ぶ収束、極限の厳密な論法は以後に学ぶ種々の解析学の基礎である。理論的な理解を深めた上で、前期より複雑な計算も後期には登場するであろう。
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○評価方法 |
演習と共通の中間試験および期末試験の成績を主とし、リアクションペーパーによる出席状況を加味して合否と成績を判定する。合否は原則として演習と共通である.
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○テキスト |
有馬哲・石村貞夫『よくわかる微分積分』 東京図書株式会社・1988 足立恒雄『理工基礎 微分積分学I ― 1変数の微積分 ー』 サイエンス社・2001
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○授業計画 |
1 | 履修内容の説明。1変数関数の微分 |
2 | 続き |
3 | 1変数関数の微分の応用 |
4 | 続き(不定形の極限) |
5 | 1変数の積分 |
6 | 続き |
7 | 2変数関数の微分 |
8 | 続き |
9 | 2変数の積分 |
10 | 続き |
11 | 級数 |
12 | 続き |
13 | (夏休み) |
14 | 実数の基本性質 |
15 | 数列の収束と極限 |
16 | 級数の収束と発散 |
17 | 続き |
18 | 連続関数の基本性質 |
19 | 導関数 |
20 | 高次導関数 |
21 | 連続関数の定積分 |
22 | 有理関数の積分 |
23 | 広義積分・曲線の長さ |
24 | 整級数と初等関数 |
25 | 一様収束と項別微積分 |
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