2006年度上智大学シラバス

2006/03/06更新
◆確率統計 - (後)
菊池 昭彦
○講義概要
工学の分野において,様々な現象を確率的にとらえ,統計的に扱う考え方が重要である。
本講義では,確率の概念と定義を理解することから始め,条件付確率,確率変数,確率分布,確率過程,応用等について講義する。
直観的な理解の助けとなるように,実際的な現象の例もできるだけ取り上げる。
○評価方法
中間試験と期末試験の成績,出席状況,レポートの提出状況を総合的に評価する。
○テキスト
中川・真壁『理工学基礎確率過程』 培風館
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1確率と工学、確率論の基礎
2結合確率とベイズの定理、確率変数
3確率分布関数と密度関数
4平均とモーメント、特性関数
5確率変数の関数、カイ自乗分布、レイリー分布
6二項分布、幾何分布、ポアソン分布
7中間試験
8正規分布、指数分布、キュムラント母関数
9大数の法則、中心極限定理、統計量の推定
10確率過程、自己相関関数、パワースペクトル密度
11白色雑音、ポアソン過程、正規過程
12確率過程と時間平均、スペクトル解析
13確率論と確率過程の応用

  

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