2006年度上智大学シラバス

2006/02/09更新
◆複素関数論 - (後)
伊藤 和寿
○講義概要
物理学や工学,特に制御工学や流体力学の諸問題を解析する上で重要な役割を演ずる複素変数の関数について講義する.講義内容は,複素数演算の代数構造,複素関数の微積分,正則関数,留数理論および流体力学への応用などである.本科目を履修するためには,「数学I・II」を習得していることが望ましい.
○評価方法
リアクションペーパー(20%)、後期学期末試験(定期試験期間中)(40%)、中間試験(40%)
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1複素関数の代数演算
2複素数関数
3複素関数の連続性と微分可能性
4・正則関数
・初等関数1
5・初等関数2
・Cauchyの積分定理
6中間試験
7Greenの定理とCauchyの積分公式
8級数展開1(Taylor展開)
9級数展開2(Laurent展開)
10複素平面における留数定理
11留数理論の実関数定積分への応用
12複素関数理論の流体力学への応用

  

Copyright (C) 2006 Sophia University
By:上智大学 学事センター