2006年度上智大学シラバス

2006/02/24更新
◆中東イスラムの文化と芸術2 - (後)
阿部 克彦
○講義概要
本授業は、イスラーム世界の文化と芸術を通して、近年否定的なイメージが流布しているイスラーム世界が、いかに異文化を寛容に吸収しながら、多様で豊かな文化・芸術を育んできたかを論じる。授業では、ビデオやスライド等を用いて、建築や絵画、工芸など、具体的な美術作品を紹介しながらイスラーム美術の特色を論じる。
○評価方法
出席状況(20%)、前期学期末試験(定期試験期間中)(80%)
○参考書
講義開始後に適宜紹介する。
○必要な外国語
特になし
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1以下の各トピックスを、授業の進捗度に応じて、一回ないし数回に分けて論じる予定。
ヨーロッパとイスラームの文化交流史(スペイン、シチリア)
2モンゴルの登場と中国美術の影響
3写本挿絵(ミニアチュール)の世界
4染織の東西交流史
5生活の中の美:じゅうたん
6建築装飾タイルの発達

  

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