2006年度上智大学シラバス

2006/01/08更新
◆中東社会論2 - (後)
私市 正年
○科目サブタイトル
イスラーム主義運動とテロリズム―ポスト・イスラーム主義の評価をめぐって―
○講義概要
1980年代末~90年代初にかけてイスラーム主義運動は大衆の支持を得て大きな社会運動としての力を発揮した。しかし運動内部の路線対立および軍・体制による弾圧のために、90年代末になると運動は崩壊しただけでなく、一部の過激派はテロリズムの道を進むようになった。21世紀のイスラーム主義運動はそれまでの大衆に支えられた社会運動としての性格を喪失したことは確かである。本講義ではこれをポスト・イスラーム主義として位置付け検討をする。主たる対象は中東・北アフリカのイスラーム諸国である。
○評価方法
レポートまたは試験によって評価します。
○参考書
私市正年『北アフリカ・イスラーム主義運動の歴史』白水社・2004年
○必要な外国語
とくになし
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1イスラーム復興運動(1)
2イスラーム復興運動(2)
3イスラーム主義運動:エジプト(1)
4イスラーム主義運動:エジプト(2)
5イスラーム主義運動:サウディアラビア(1)
6イスラーム主義運動:サウディアラビア(2)
7イスラーム主義運動:モロッコ
8イスラーム主義運動:イラク
9イスラーム主義運動:イラン
10ポスト・イスラーム主義(1)
11ポスト・イスラーム主義(2)
12ポスト・イスラーム主義(3)
13ポスト・イスラーム主義(4

  

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