2006年度上智大学シラバス

2006/02/23更新
◆中東政治論2 - (後)
宮岡 孝尚
○科目サブタイトル
クルドの近現代史と今日の情勢
○講義概要
クルドの近現代史および今日の情勢を映像資料を中心に理解する
○評価方法
出席状況(40%)、リアクションペーパー(20%)、レポート(40%)
○必要な外国語
英語
○他学部・他学科生の受講
可 (中東政治論Ⅰの継続講義。前期履修済が前提。)
○授業計画
1第1回 クルド人の居住地域など
映画『ヘジャル』(前)
2第2回 トルコ人とクルド人
映画『ヘジャル』(後)
音楽『エイ・ラキーブ(マハーバード共和国国歌)』
3第3回 クルド史Ⅰ 先史時代からオスマン帝国期まで
ベディルハン叛乱、イェズダン・シェル叛乱など
クルド人によるネストゥリウス派やアルメニア人への弾圧も含む
4第4回 クルド史Ⅱ トルコ共和国期の叛乱(前)
コチギリ鎮圧、シェイフ・サイト叛乱、アール叛乱、デルスィム鎮圧など
5第5回 クルド史Ⅲ トルコ共和国期の叛乱(後)
PKK(クルディスタン労働者党)の闘争とアブドゥッラー・オジャラン
映像資料『PKK女子挺身隊』『非常事態宣言』
音楽『我等はAPOに約束した』
6第6回 オジャランの逮捕とその後
「10月9日陰謀」、兄弟紛争Burakuji、
映像資料『オジャランの逮捕と移送』『ハンガーストライキと刑務所襲撃』
7第7回 PKKとTSK(トルコ武装軍)
映画『フォトグラフ』
映画紹介『光よ消えるなかれ』
8第8回 湾岸戦争・イラク戦争期のトルコ共和国とクルド勢力
映画紹介『酔っぱらった騾馬の時間』『我が祖国の歌』『亀も飛べる』
映像資料『ハラブジャの毒ガス攻撃』
9第9回 イラク戦争とトルコ共和国の介入計画
映画『狼達の谷-イラク編』
10第10回 国家テロ?
ヒズブッラー(イスラーム主義系武装集団)、シェムディンリ事件
11第11回 因習(名誉)殺人
ギュル・デュンヤ事件など
12第12回 クルドの宗教
シャーフィー法学派、イェズィディー教、民間信仰
13第13回 その他

  

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