2006年度上智大学シラバス

2005/12/21更新
◆東南アジア文化交流論2 - (後)
青柳 洋治
○講義概要
陶磁器(やきもの)の生産と流通を通して東西文化の交流史を講義する。近年の東南アジア各地における考古学的発掘調査の進展にともない、ベトナム、タイ、ミャンマー、カンボジアで陶磁器生産遺跡の新発見が相次ぎ、それらの生産地でつくられた陶磁器がエジプトや日本の集落遺跡やフィリピン近海の15世紀の沈没船から大量に発見されている。本講義ではアラブ諸国や東南アジア海域世界の遺跡や沈没船から発見される陶磁器の意味を考えてみたい。
○評価方法
出席状況(30%)、リアクションペーパー(10%)、レポート(10%)、後期学期末試験(授業期間中)(50%)
○テキスト
必要に応じてプリントを配布
○参考書
三上次男『陶磁の道』岩波新書 2004
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1ガイダンス
2陶磁器とは
3  〃
4やきもの美学
5  〃
6中国陶磁史概観
7  〃
8史料としての陶磁器
 フィリピンの事例 フィリピン出土の貿易陶磁
 ベトナムの事例  チャンパ王国と陶磁器
 カンボジアの事例 アンコール王朝のクメール磁器
9  〃
10  〃
11  〃
12レポート提出と試験

  

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