2006年度上智大学シラバス

2006/03/03更新
◆現代外交の諸問題1 - (前)
松田 康博
○科目サブタイトル
東アジアの国際関係
○講義概要
第2次大戦後の東アジアの国際関係を冷戦期と冷戦後の変化を軸に論じる。国際政治史に加え、安全保障論や地域研究のアプローチを使い、様々な切り口から東アジアの国際関係の特徴を理解することを目標とする。またさらに、東アジアの国際関係を理解する過程を通じて、外国への一般的な理解や、外国人の眼を通して見える日本という視角を養うことも目指す。授業で扱うテーマは以下の10を予定している。毎回レジュメを配布し、次回の授業内容を予告する。履修者はテキストにおける次回の授業と関係する部分を事前に読んでから授業に臨むこと。
○評価方法
出席状況(30%)、前期学期末試験(定期試験期間中)(70%)
○テキスト
下斗米伸夫『アジア冷戦史』 中公新書・2004年
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1オリエンテーション:授業の内容と進め方、試験のやり方、成績の付け方、参考文献を説明する。
2東アジアの伝統的国際秩序とその崩壊
3東アジア冷戦のはじまり
4中国革命と中ソ同盟(1)
5中国革命と中ソ同盟(2)
6北朝鮮と韓国
7ソ連と東アジア
8中ソ冷戦とアジア冷戦(1)
9中ソ冷戦とアジア冷戦(2)
10ソ連の崩壊と東アジア
11中国の台頭と東アジア
12東アジアの同盟と多国間主義
13東アジアの将来像

  

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