2006年度上智大学シラバス

2006/02/21更新
◆ラ米産業論A - (前)
堀坂 浩太郎
○講義概要
本講義は、ラテンアメリカの経済発展の過程と現状を主として企業と産業の側面から概観し、その特徴を把握するものである。民族系民間企業、政府系企業、外資系企業からなるラテンアメリカに特徴的な企業体制の形成と変容をみた上で、民営化、外国直接投資、市場統合などの諸現象を扱う。
○評価方法
出席状況(15%)、前期学期末試験(定期試験期間中)(70%)、中間試験(15%)
出席点は、初回を除く9回の出席に15点を与え、以後欠席1回ごとに5点マイナス)
○テキスト
講義の過程で随時レジュメおよび資料・データを配布する。
○参考書
西島章次・細野昭雄編『ラテンアメリカ経済論』ミネルヴァ書房、2004年
堀坂浩太郎・細野昭雄他『ラテンアメリカ多国籍企業論:変革と脱民族化の試練』日本評論社、2002年
堀坂浩太郎・細野昭雄他『ラテンアメリカ民営化論:先駆的経験と企業社会の変貌』日本評論社、1998年
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1(4/12)はじめに:授業の進め方と評価
2(4/19)ラテンアメリカ(ラ米)の産業発展過程と諸政策
3(4/26)ラ米の企業体制
4(5/10)企業の形成と発展-民族系民間企業-
5(5/17)企業の形成と発展-外資系企業-
6(5/24)企業の形成と発展-政府系企業-
7(5/31)経済自由化と政府系企業の民営化
8(6/7)中間試験。経済自由化と政府系企業の民営化(つづき)
9(6/14)市場開放と多国籍企業の“再登板”
10(6/21)ラテンアメリカ企業の「外への国際化」と地域市場の形成
11(6/28)政権の“左傾化”とエネルギー企業の国益重視
12(7/5)ラテンアメリカの日本企業
13(7/12)まとめ

  

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