2006/02/27更新
◆ラ米家族・ジェンダー論 - (後)
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三田 千代子
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○講義概要 |
伝統的にマチスモが支配してきらラテンアメリカで、女性の社会的役割や生活が20世紀末より大きく変化した。ジェンダーとしての女性の役割の変化は、各時代、各社会の変化を反映したものである。本講義では、権威主義体制の終焉からグローバル化時代のラテンアメリカ社会を理解する一助とする。講義の初めにビデオなどを通してラテンアメリカ女性のイメージを捉える。文献リストはポルトガル・ブラジル研究センターで閲覧できる。
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○評価方法 |
出席状況(101%)、授業参画(10%)、リアクションペーパー(10%)、前期学期末試験(授業期間中)、後期学期末試験(授業期間中)(70%) 日本社会と比較しながら講義に参加すると好ましい。 期末試験は事前に与えた課題に論述する形式。
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○参考書 |
ラテンアメリカの女性と家族に関しては、英語、スペイン語、ポルトガル語による文献が多数あり、各学生の関心に応じて文献を検索することを薦める。 国本伊代編『ラテンアメリカ新しい社会と女性』新評論、2000年 三田・奥山編『ラテンアメリカ社会と家族』新評論、1992年 World Bank『World Development Indicators』2003
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○授業計画 |
1 | 10月6日 人間の性差 |
2 | 10月13日 ジェンダーの概念とその誕生 |
3 | 10月20日 ジェンダー・アイデンティティ |
4 | 10月27日 家族制度と機能の変化 |
5 | 11月10日 同上 |
6 | 11月17日 ラテンアメリカの家父長制社会 |
7 | 11月24日 同上 |
8 | 12月1日 マリアニスモとマチスモ |
9 | 12月8日 女性をめぐる環境の変化 |
10 | 12月15日 女性の教育と社会参加 |
11 | 12月22日 都市化に伴う家族形態の変化 |
12 | 1月12日 今後の課題(ディスカッション) |
13 | 1月19日 期末試験 |
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