2006/02/10更新
| ○科目サブタイトル |
「祭り」を通してみるスペイン近現代史〜カーニバル・闘牛・サッカー〜
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| ○講義概要 |
私が現在研究テーマとしている「祭り」の変遷を通して、18世紀の啓蒙主義から20世紀のフランコ独裁までのスペインの歴史を見ていきます。特に、祭りを舞台として現れる諸権力の関係、支配文化と民衆文化の関係、権力によって創りだされる祭り、民衆によって生きられた祭り、といった視点に注目します。スペイン的な文化として注目される「闘牛」や「サッカー」を、きちんと歴史的に分析したいと思います。
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| ○評価方法 |
授業参画(40%)、レポート(60%)
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| ○テキスト |
特に指定しない。適宜プリントを配布する。
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| ○他学部・他学科生の受講 |
可 (西現代史1を履修していること、あるいはスペイン現代史の基礎知識があることが望ましい。)
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| ○授業計画 |
| 1 | イントロダクション 以下に授業で扱う予定の項目を順に挙げておきます |
| 2 | 近代化と祭り−1)18世紀の啓蒙主義改革と祭りへの規制 |
| 3 | −2)近代的見せ物としての闘牛 |
| 4 | −3)近代スポーツの誕生と伝播 |
| 5 | −4)都市住民にとっての祭り−バルセローナの事例ー |
| 6 | 新しい国民を創る祭り−1)フランス革命と祭り |
| 7 | −2)スペインにおける自由主義と祭典 |
| 8 | −3)世紀末の危機と伝統の創造 |
| 9 | −4)創られる祭り:バルセローナの事例 |
| 10 | 独裁と祭りー1)規制される文化:カーニバル |
| 11 | −2)国家政策としてのスポーツ:サッカーを中心に |
| 12 | −3)抵抗運動としての祭り・スポーツ:バルセローナの事例 |
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