2006/02/24更新
◆ラテンアメリカの社会と法1 - (前)
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奥山 恭子
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○講義概要 |
法制度を通じてラ米を理解することを目標とする。ただし法律学は範囲が広く、全分野を取上げることは不可能である。そこで前期では、ラ米法システムの概観、スペインの制度がどのように影響しているか、ラ米各国の制度は似ているのか違うのか、ラ米の法意識、などを総論的に取り扱う。なお法制度は社会的状況を知ってこそ意味あるものとして理解できる。地域研究の一環として、他の科目等で履修した事項や、ラテンアメリカ社会の特質と言われるような事例を取上げ、これと関連する法制度についても触れることとする。
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○評価方法 |
出席状況(10%)、授業参画(10%)、レポート(20%)、前期学期末試験(定期試験期間中)(60%)
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○テキスト |
レポート・期末試験の実施方法は、受講生数により、多少変更がありうる。 資料を配布する。
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○授業計画 |
1 | ラ米法とイスパノアメリカ法、イベロアメリカ法との差異。 ラ米社会での法の位置付け。 |
2 | ラ米法の歴史①--法の分野での古代文明と現代社会との関係 ②--植民地時代の法制度 ③--独立後の国家法体制の確立 |
3 | 人口法学からみたラ米社会 |
4 | 米州機構と米州人権条約・裁判所。 |
5 | 民法とラ米の宗教の関係。 |
6 | 刑法と人権意識、人権訴訟。 |
7 | 実質的階層性社会と法制度ーー治安裁判所、陪審制の導入。 |
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By:上智大学 学事センター
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