2006/02/24更新
○講義概要 |
ミクロ経済学Ⅰで学んだ内容を基礎として、初級および中級レベルのミクロ経済学を講義する。はじめに、生産技術と費用構造の関係を復習し、競争市場での企業行動を考察する。次に不完全競争市場の分析に進む。現実には多くの産業で企業が市場支配力を持ち、市場は不完全競争の状態にある。なぜ企業が市場支配力を持つのか、また不完全競争市場ではどのような資源配分上の問題が生じ、政府はいかなる政策を実行すべきなのか、といった問題について解説する。また、企業活動のもう一つの重要な側面である、労働雇用や資本投入を分析し、労働市場や所得分配に関する問題を考察する。最後に消費者選択理論を取り上げ、需要構造についてより詳細に議論する。
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○評価方法 |
前期学期末試験(定期試験期間中)(20%)、小テスト等(80%)
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○テキスト |
N・グレゴリー・マンキュー『マンキュー経済学Ⅰ ミクロ編』 東洋経済新報社/2000年
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○授業計画 |
1 | 企業行動:生産の費用 |
2 | 競争市場における企業 |
3 | 独占 |
4 | 寡占 |
5 | 独占的競争 |
6 | 生産要素市場 |
7 | 勤労所得と差別 |
8 | 所得の分配 |
9 | 消費者選択の理論 |
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