2006/03/03更新
○科目サブタイトル |
生命倫理と環境倫理の間――功利主義の可能性――
|
○講義概要 |
前期はピーター・シンガーの著作を購読し、生命倫理と環境倫理の架橋の可能性を検討する。シンガーは現代における功利主義の代表的な論客であり、その非妥協的な主張で知られている。一方、現代社会における二大重要問題とされる生命倫理と環境倫理は、それぞれ異なる指導原理に基づくとされ、両者の齟齬は人類に板挟みを強いかねない。 後期はシンガーの、功利主義の原理による二つの倫理の統合の試みの成否、その代替案などを自由報告により議論する。
|
○評価方法 |
出席状況(30%)、授業参画(30%)、レポート(40%) 評価は平常点(出席及び議論への貢献、報告内容)による。欠席は3回に達すると評価Fとなる。また、遅刻・早退は3回で欠席1回と数える。なお自分の報告の回の欠席は一度きりでも評価Fとなるので注意。なお第1回目のガイダンスは、次週以降の分担を決める上でも重要であるので、これに欠席した者は履修を認めない。
|
○テキスト |
ピーター・シンガー(山内・塚崎監訳)『実践の倫理(新版)』 昭和堂
|
○参考書 |
川本隆史『現代倫理学の冒険』創文社 加藤尚武『応用倫理学のすすめ』丸善ライブラリー
|
○授業計画 |
1 | ガイダンス(第1回) |
2 | 文献購読(第2回~第13回) |
3 | 自由報告ガイダンス(第14回) |
4 | 自由報告(第15回~第26回) |
|
Copyright (C) 2006 Sophia University
By:上智大学 学事センター
|