2006/06/13更新
○科目サブタイトル |
環境社会政策学の確立をめざして
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○講義概要 |
本講義では、原論から環境政策の立案に必要不可欠な諸観点について考えてみる。講義内容は、「自動車大気汚染の被害は交通事故と同じか」、「社会の成り立ちの中の市場と政府の役割」、「CSRは企業の成り立ちから考えよ」、「アスベストの問題は学界にも責任がある」、「必要最低限の文明は拡大していける」などを扱う。普遍的な政策の枠組み作りについて、中国の環境政策を比較の対象としながら、法社会学アプローチによって政策原理を探究していく視点から考えていきたい。
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○評価方法 |
前期学期末試験(定期試験期間中)(100%)
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○テキスト |
大和田滝惠『中国環境政策講義――現地の感覚で見た政策原理』 、駿河台出版社、2006年。
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○授業計画 |
1 | 公共政策の本質構造と環境政策の根本方策 |
2 | 「市場の欠陥」と環境政策の公準 |
3 | 環境保護の社会意識醸成とSRI(社会的責任投資) |
4 | 有害化学物質の管理・移動規制の問題 |
5 | 国際的な循環型経済社会圏の可能性 |
6 | リスク・ベネフィット論とアスベストの問題 |
7 | 錯綜する科学・技術の問題点と文明内容の取捨選択 |
8 | 「自然の欠陥」とエコロジー思想の是非 |
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