2006年度上智大学シラバス

2006/02/24更新
◆学校カウンセリングⅠ(教育相談) - (前)
桜井 美加
○講義概要
現代に生きる子どもたちは、どんな問題に遭遇し、どのような葛藤を経験しているのだろう?そのとき教員として、どのようにその子どもたちの心を理解し、対応すればよいのだろう?また、今の親や家族は、子どもを守り躾けるということについて、どのように苦悩し解決しようとしているのだろう?ますます複雑化する困難なケースに対応するために、どのように様々な職種の人たちと協力しあえば、チームとしての力を発揮できるだろうか?これらの問いに対する回答を考えながら、授業は進められる。子どもたちの心を知り、理解することによって、子どもたちへのアプローチの仕方を、学校、家庭、地域、それぞれにおいて、おもに臨床心理学的観点から学ぶことを目的とする。
○評価方法
前期学期末試験(定期試験期間中)(100%)
○テキスト
テキストは特に使用しない。
○参考書
授業時に随時示す。
岡堂哲雄『スクール・カウンセリング-学校心理臨床の実際-』新曜社、1998年
○必要な外国語
英語
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1ガイダンス:学校組織・文化におけるカウンセリング
2教育相談① 生徒・保護者へのカウンセリング
3教育相談② 児童虐待への予防・介入
4教育相談③ 非行問題(援助交際・麻薬の問題への予防・介入)
5教育相談④ 自傷行為(リストカット・自殺問題を考える)
6教育相談⑤ いじめへの対応
7教育相談⑥ 不登校への対応
8発達障害を理解する① 注意欠陥多動性障害
9発達障害を理解する② 学習障害
10発達障害を理解する③ アスペルガー症候群
11精神疾患を理解する① 摂食障害など
12精神疾患を理解する② 不安障害など
13まとめ-思春期の素晴らしさ、難しさを再考する-

  

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