2006年度上智大学シラバス

2006/01/11更新
◆精神分析学Ⅰ - (前)
藤山 直樹
○講義概要
精神分析は精神医学、臨床心理学に多大な影響を与えたプラクティスであり、人間の主体的主観的体験の生成に焦点づけられた人間理解である。それは、臨床的に人と人とが触れ合うことについて、歴史的にもっとも古くから膨大な経験と理論を積み重ねてきた。この講義は精神分析家としての実践を踏まえて、精神分析の独自性と有用性、そしてその限界を考える。フロイトがどのようにものを考えていったのか、を素材としながら話していく。毎回レジュメ配布。
○評価方法
出席状況(20%)、前期学期末試験(定期試験期間中)
○参考書
藤山直樹『精神分析という営み』岩崎学術出版社・2003
小此木啓吾『現代の精神分析』講談社学芸文庫・2002
○必要な外国語
英語
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1イントロダクション・精神分析とは何か
2精神分析という営み
3精神分析という理論
4フロイトの発展1精神分析以前
5フロイトの発展2精神分析の発見、心的現実との出会い
6フロイトの発展3中期理論(1)
7フロイトの発展4中期理論(2)
8フロイトの発展5フロイトの患者たち
9フロイトの発展6後期理論(1)
10フロイトの発展7後期理論(2)
11フロイトの理論モデル
12その後の精神分析

  

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