2006年度上智大学シラバス

2006/03/01更新
◆教育学特殊講義Ⅵ-教育調査研究法Ⅰ- - (後)
濱中 義隆
○講義概要
卒論などでアンケート調査を行う学生を想定し,調査の企画から実施,データの処理,分析に至るまでの調査の実際のプロセスを習得するとともに,計量分析の基礎となる統計学的知識・考え方について理解を深めることを目的とする。授業は講義のみでなく,学生ひとりひとりがコンピュータを使用してデータ分析を行う実習を並行してすすめる。
○評価方法
出席状況(10%)、授業参画(20%)、レポート(50%)、小テスト等(20%)
○テキスト
ジョ-ジ・W.ボ-ンシュテット, デ-ヴィド・ノ-キ『社会統計学-社会調査のためのデ-タ分析入門(学生版)』 ハーベスト社, 1990
○参考書
盛山和夫『社会調査法入門』有斐閣, 2004
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1イントロダクション
2アンケート調査の目的・意義・調査の進め方
3調査票(アンケート)の作成:質問項目、回答形式の決定
4調査の実施:サンプリング、実査、コーディング
5SPSSの基本操作:データ入力
6コンピュータを使った解析(1):単純集計、さまざまな記述統計量(平均、中央値、分散、標準偏差)
7   〃 (2):クロス集計表、多重クロス集計表
8統計的推測の基本的な考え方:中心極限定理、標準誤差、信頼区間
9統計的仮説検定の手順:帰無仮説、検定統計量の計算、有意確率とは
10コンピュータを使った解析(3):クロス集計表とカイ2乗検定
11調査結果の効果的な提示方法:グラフの作成など
12まとめ:調査レポートの作成法

  

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