2006年度上智大学シラバス

2006/02/24更新
◆教育学特殊講義Ⅰ-フィールドワーク入門- - (前)
箕浦 康子
○科目サブタイトル
生活の場で人間を研究する
○講義概要
 フィールドワーク初級の目的は、分析に耐えるだけの厚い記述のフィールドノーツが書けるようになることである。フィールドワーク1時間に対して、フィールドノーツ作成に要する時間は2倍か3倍である。最低7,8回はフィールドを訪問しないことには、入り口にも到達できない。十分時間をとって本コースを履修してほしい。
○評価方法
出席状況(20%)、授業参画(20%)、リアクションペーパー(10%)、レポート(50%)
○テキスト
箕浦 康子『フィールドワークの技法と実際』 ミネルバ書房、1999
○参考書
Spradley, James『Ethnographic Interview』Harcourt, Brace, Jovanovich, 1979
フリック、ウヴェ『質的研究入門~<人間科学>のための方法論』春秋社・2002
エマーソン、R.ほか『方法としてのフィールドノーツ』新曜社・1998
○必要な外国語
English
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1フィールドワークとマイクロ・エスノグラフィー
仮説検証型研究と仮説生成型研究
2観察の技法
3観察実習
4フィールド研究のテーマの定め方
5参与観察法の諸相
6モノが語る意味
7研究倫理
8フィールドへの入り方
9フィールドノーツとは?
10面接の技法
11フィールドワークプロセス
12観察している「現実」とは何か?
13観察の焦点を決める
14リサーチクエッションを立てる
15フィールドノーツの第一次コーディング

  

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